品質保証/テクニカルインフォメーション/製品マニュアル
品質保証
サーヴェロ社製品の品質保証は下記となっております。
新車のご購入日より1年間においてサーヴェロ社製品に製造上の欠陥(塗装およびデカールを除く)が認められた場合、㈱東商会(*以下、「当社」とします)は下記規定に則って修理、交換いたします。品質保証は万が一に備え、良くお読みいただだきますようお願いいたします。
保証は、当社と取引のあるプロショップ(販売店)で、当社をからご購入いただいたサーヴェロ社製品にのみ適用されます。
並行輸入品(海外通販をはじめとする当社を経由していない非正規ルート)や正規販売店以外(譲渡品やオークション等の中古品)でご購入された製品への品質保証、製品及びスモールパーツに関するお問い合わせ、ご注文、各種相談等の対応は一切行っておりません。
保証修理を受ける権利は最初のオーナー様(*以下、「ご使用者」とします)のみに有するものとします。
転売、譲渡した製品に権利は譲渡されません。
品質保証書の記述内容に不備及び虚偽が認められた場合は保証いたしかねます。
万が一、製品に不具合が発生し申請を行う場合は、「品質保証書」と「車体」と「ご購入時の領収書」をご購入になられたプロショップ(販売店)にご持参ください。
◎次に示すものに起因する故障は保証の対象外となります。
1.ご使用者の使用上の不注意によるものや、不適切な組み付け及びメンテナンス不足による損傷。
2.スモールパーツ類(グロメット類、リアエンド、クイックレバー、スルーアクスルシャフト、各種ボルト類)
3.フレームに対し設計外の衝撃を与えた場合(固定式ローラー台等の使用、トレーラー類の牽引、交通事故、衝突、転倒、段差等に乗り上げ、溝等に落ちて生じたもの)。
4.法令の違反行為により生じたもの(交通違反、過積載、2人乗りなど)。
5.定期点検(2ヶ月及び1年毎)を実施しなかった場合。
6.改造、フレームへの加工(溶接・切削等)、オリジナルカラーへの再塗装等及び意図されないパーツ、アクセサリーの交換により起因したもの(純正品以外への部品交換など)。
7.自転車本来の使用目的以外の使い方をした場合。
8.ご使用者に危険が伴う状況下での走行。
9.競技での使用により発生したもの。
10.レンタサイクル、試乗車等、ご使用者以外の不特定多数で使用された場合。
11.地震、落雷、火災、水害、公害その他、人災、天災、地変により生じたもの。
12.メンテナンスの不備及び経年劣化により生じた塗装面、アルマイト面、デカール、その他これに類する不具合及びプラスチック部品等の自然劣化、退色等。
13.部品の通常の消耗、劣化と認められたもの(Oリング、タイヤ、チューブ、ブレーキシュー等のゴム類、また定期的に交換が必要とされる部品)。
14.クギやガラスなどの外的要因が原因で生じたパンクやタイヤ、チューブ交換など。
15.一般に使用上影響の無い感覚的現象(音、振動等)。
16.本品質保証に示す条件以外の費用等。
17.補助動力装置を使用した場合。
◎保証修理の際に発生した各種費用(人件賃、運送料、交通費、通信料等)はご使用者負担とさせていただきます。
◎保証期間外での修理等、ご不明な点は、ご購入になられたプロショップ(販売店)にご相談ください。
◎全ての自転車及びフレームには寿命があります。寿命の長さは構造と素材、使用頻度、メンテナンス状況等で異なります。 事前にトラブルや故障を発見する為に、ご購入になられたプロショップ(販売店)にて定期点検を必ず受けてください。定期点検、調整は有料となります。
◎本品質保証は日本国内で使用される自転車で、車体に記載の車体番号(シリアルナンバー)があるものに適用します。海外に持出す場合はその時点で無効となります。
◎当社では、当社と取引のあるプロショップ(販売店)でご購入いただいたサーヴェロ社製品に関する情報、安全に関しての重要なお知らせがあった場合、ご使用者の皆様に迅速に連絡させていただくため、オンラインでのオーナーズクラブ登録をお願いしております。
オーナーズクラブ登録は、こちらから登録が可能です。
テクニカルインフォメーション
サーヴェロバイクの組立・調整には専門知識や工具が必要です。
不明点がある場合はサーヴェロディーラーやサイクルプロショップまでご相談ください。
当社と取引のあるプロショップ(販売店)で、当社をからご購入いただいたサーヴェロ社製品にのみ適用されます。
並行輸入品(海外通販をはじめとする当社を経由していない非正規ルート)や正規販売店以外(譲渡品やオークション等の中古品)でご購入された製品への品質保証、製品及びスモールパーツに関するお問い合わせ・ご注文、各種相談等の対応は一切行っておりません。
■ 作業用スタンド使用について
取付・調整時に作業用スタンド・メンテナンススタンドを使用する際、トップチューブなどのフレームパイプをスタンドで固定しないでください。
フレームパイプで固定したことによるクラック等はメーカーの品質保証の対象外となります。
作業用スタンド・メンテナンススタンドを使用する場合は、シートポストでスタンドに固定していただくか、フォーク固定式をご使用ください。
■ 重量制限について
サーヴェロバイクの重量制限については、バイクにかかる重さ(ライダー + 装備品)は100kgまでとなりす。
■ タイヤクリアランスについて
フレームとタイヤのクリアランスは、チェーンステーとタイヤの隙間が片側4mm(両側で8mm)必要です。
フレームクリアランスの実測数値から、タイヤ幅の実測数値が8mm以上となるようタイヤを選択してください。
■ 指定締め付けトルクについて
取付・調整時の破損を防ぐため、パーツの固定ボルトには指定締め付けトルクが設定されています。
各パーツの取付には必ずトルクレンチをご使用ください。
指定締め付けトルクはボルト付近に明記されている場合がほとんどです。
指定トルク表記が見つからない場合は、下記表を参照いただくか販売店までお問い合わせください。
※下記表は完成車/フレームセットにアッセンブルされるパーツのトルク表記となります。それ以外のパーツのトルクについては、各パーツのトルク表記をご確認ください。
過剰なトルクを加えるとパーツが破損する原因になります。
また、ボルトが緩すぎても破損の原因となります。
トルクレンチでの締め付け後、部品の機能について必ず点検し問題が無いことをご確認の上乗車してください。
全モデル共通事項
パーツ | トルク(Nm) | 該当モデル | 備考 |
ボトムブラケット-圧入式 | - | - | フレーム内のBBシェルの内側を清掃&グリスを塗布します。 BBカップの外側にグリスを塗ります。 BB圧入工具を使用して、ノンドライブ側(NDS)カップを フレームのNDS側に圧入します。 ドライブ側 (DS) にも同じことを繰り返します。 |
ボトムブラケット- 嵌合タイプ |
35-50Nm ※BB本体の規定トルクに準ずる |
- | フレーム内のBBシェルの内側を清掃し、グリスを塗布します。 BBカップの外側とBB嵌合部分にグリースを塗布します。 BB圧入工具を使用して、ノンドライブ側(NDS)カップを フレームのNDS側に押し込みます。 ドライブ側(DS)BBカップをフレームのドライブ側に取り 付け手でねじ込みます。 トルクレンチとBBに適合する専用工具を使用して、BBの ドライブ側(DS)カップを規定トルクまでねじ込みます。 |
ロードブレーキ / シフトレバー (ハンドルバー への取付け) |
6-8Nm | エアロロードモデル オールラウンド/ クラシックモデル モダンロードモデル グラベル & シクロクロスモデル |
ブレーキ / シフトレバーの取り付けについては、 メーカーの説明書を参照してください。 |
TTシフトレバー | 6-8Nm | タイムトライアル& トライアスロンモデル |
ブレーキ / シフトレバーの取り付けについては、 メーカーの説明書を参照してください。 |
TTブレーキレバー | 1.2-8Nm | タイムトライアル& トライアスロンモデル |
ブレーキ / シフトレバーの取り付けについては、 メーカーの説明書を参照してください。 |
スルーアクスル ネジ式 RAT式 |
- | Discブレーキモデル | ナット/アクスルを握り込まないとレバーが閉まらない 状態になるまで、ナット/アクスルを締め付けます。 手のひらにはっきりとしたレバーの跡が残ります。 |
エアロスルーアクスル | 12-15Nm | Discブレーキモデル | 6mm六角レンチが必要です。 |
オールラウンド/クラシックモデル
パーツ | トルク(Nm) | 該当モデル | 備考 |
フレーム | |||
フロントディレイラー マウント(2ボルト式) |
2.5Nm | R5,R | - |
リアエンド固定ナット (ディスクブレーキ) |
12-15Nm | R5,R | 後輪の取り付け前に指で締め付け、17mmレンチを 使用して12-15Nmになるように固定して下さい。 |
チェーンキャッチャー | 4Nm | R5,R | フロントディレイラーに指定トルクが有る場合はそちらに従う。 |
ステム | |||
カーボンステムにハンドルバー取付け | 5Nm | R5,R | ハンドルバーに指定トルクが有る場合はそちらに従う。 |
アルミステムにハンドルバー取付け | 5-6Nm | R | ハンドルバーに指定トルクが有る場合はそちらに従う。 |
ステムをフォークコラムに取付け | 4-5Nm | R5,R | ハンドルバーに指定トルクが有る場合はそちらに従う。 |
ステムトップキャップ | 1-2Nm | R5,R | ヘッドセットの回転を確保しながら、ガタを取り除いてください。 |
シートポストクランプ | |||
27.2mm 丸型シートポスト用 | 6Nm | R | 必ずカーボン用グリスを塗布して固定してください。 |
D型シートポスト用 | 8Nm | R5 | 必ずカーボン用グリスを塗布して固定してください。 |
サドルクランプ | |||
Cervélo SP19 - 27.2mm (丸形) - 2 bolt |
7Nm | R | - |
Cervélo SP-18 (D型) - 2 bolt |
8Nm | R5 | - |
■ シートポストの取付けについて
【 Rシリーズ 】
シートポスト取付の際は、シートポスト表面にある最低差込量の表示を守ってください。
カーボン製シートポストを取付の際は、カーボンアッセンブリーペースト(滑り止めペースト)をご使用ください。
【 Sシリーズ、Pシリーズ、Tシリーズ 】
シートポスト取付の際は、差込量が65mm~85mmとなるように調整してください。
カーボンアッセンブリーペースト(滑り止めペースト)をご使用ください。
フレーム破損を防ぐため、シートポスト底面をフレームに接触させないでください。
シートポストが長すぎる場合は、差込量、調整幅を考慮してシートポストを切断してください。切断にはカーボン用ハクソー(ノコギリ)をご使用ください。また、正確にカットするためParkTool 製 SG-7.2オーバーサイズ切断ガイド(及び同等品)の使用を推奨しています。
長さ調節のために切断を行わない場合でも、シートポスト後端部分に45°の切込み加工(図参照)を必ず行って下さい。
切断面はカーボン繊維のバリ(ささくれ)が出やすいので、目の細かいサンドペーパーを使って綺麗に整えてください。
※カーボンの切断・研磨作業はマスク等を着用して行ってください。
■BBrightボトムブラケット取付時の注意点
BBrightボトムブラケット取付の際は、カップ表面にグリスを塗布し、プレスフィットBB取付工具を使用して圧入してください。
・ボトムブラケット圧入時、抵抗もなく簡単に入ってしまうようなゆるさがある場合
BBrightボトムブラケット圧入時、抵抗もなく簡単に入ってしまうようなゆるさがある場合、グリスを綺麗に取り除き、ロックタイト®7649(硬化促進剤)、ロックタイト®641(はめあい用接着剤)の順に塗布して、BBを圧入し直してください。
BBカップ芯出しのため、圧入が終わったらクランクを組み付け、その状態で1時間以上放置してください。
※ロックタイト®7649、ロックタイト®641使用時は、それぞれのパッケージに表示されている指示に従って作業してください。
■適合BBについて
BBRightに適合する当社おすすめTOKEN社製ボトムブラケットです。
高い回転性能と耐久性を求める方にはTBT仕様をおすすめします。
適合ボトムブラケットはこちら
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※48サイズはヘッドチューブ長が短い為ゼロスペーサには対応しておりません。ポジションについてはご購入予定の販売店様へご相談ください。
※48サイズはヘッドチューブ長が短い為ゼロスペーサには対応しておりません。ポジションについてはご購入予定の販売店様へご相談ください。
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